さとう自然農園 佐藤好宣さん

私が有機農業に取り組み始めたのは、「野菜は化学農薬や化学肥料を使わずに育てられるのか」という素朴な疑問をもったことがきっかけでした。幼いころ、専業農家だった祖父母が化学肥料や農薬を使わないといいものが出来ないと言いながら野菜つくりをしている姿が不思議だったのです。何故、農薬が必要なのか?何故、虫はいないほうがよいのか?何故、化学肥料を使ったほうがいい野菜が出来るのか?本当に、「何故」だらけでした。そして、いつしか農薬や化学肥料を使わずに育ててみたいという探求心が生まれてきました。

実際に有機農業を始めると、目の前の畑でいかに虫がつかないようにするか、良い土にするためにはどうすればよいか、品質のよいものを収穫するにはどうすれば良いか等々、取り組めば取り組むほど、その魅力に惹かれていきました。また、手間がかかる有機農業ですが、畑で作業をしていると近所の方から「大変そうだから草取りしてあげるから!」と手伝ってくれたり、「有機で農業しているんですか?見に行ってもいいですか?」と見知らぬ人が畑に来たりと、畑を中心に人との交流が生まれました。

農業を始めるまで私はリハビリ関係の仕事をしており、そこで病気により言語障害、コミュニケーション障害になった方々のリハビリをしていました。彼らの中には、うまく話すことが出来ないことから引きこもりがちになる方や社会復帰したくても難しいという方がいました。

いつかリハビリの枠を超えて、障害のある方が交流できる場を創りたいと考えていたのですが、あるとき自分自身の中で有機農業=人との交流の場=障害のある人もない人も交流できる場と繋がったのです。現在は、障害のある人もない人もみんなで農作業をしながら交流するイベントを行っています。

私にとって有機農業とは、探求の塊であり、人と繋がる場でもあり、私の「生き方」と言えます。

さとう自然農園

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