仙台秋保 くまっこ農園 渡辺重貴さん

農家に育った人間でない私にとって野菜や米は100%食べ物です、商品(お金に替えるもの)という感覚はありませんでした。

そんな人間が初めて農業を体験したのが23才の時。 自分で種を蒔いて育てたトウモロコシを畑で生でかじった時、あまりの美味しさに感動したのと同時に、「自分で食べるものを自分で作るというのはこんなに素晴らしい事だったのか!」と驚きました。 そして、畑で丸かじりした時のような新鮮で美味しい野菜を沢山作って食べたいと思いました。それを家族や友人にも食べてもらいたい。 これが出発点です。

農業を仕事にした今、「家族や友人に食べてもらいたい」という思いは広がり、延長線上にお客さんがいます。思いは同じ、自分が食べたいと思うような新鮮で美味しい、畑で丸かじり出来るような(安心な)野菜を食べてもらいたいという事です。だから、頑張って農薬を使わないようにしているというよりは「自分や家族やお客さんが食べる物」に殺虫剤やら殺菌剤をかけるという発想は最初から持っていなかったという感じなのです。

日本の農耕の歴史2300年、農薬の歴史100年、2200年無農薬農業でした。今の農業のやり方が100年後も続くでしょうか?「とりあえず今良ければいい」農業ではないでしょうか?

我々には、子供や孫の世代が安心して暮らせる自然環境を残す義務があります。我々の先祖がそうしてくれたように。農家も消費者もみんなで「100年後も持続可能な農業」を考えていきませんか?進化だけが正義ではありません、時には退化が正義の場合もあります。鉄砲を捨てた江戸時代の日本人のように。

*ノエル ペリン著 「鉄砲を捨てた日本人」

 

仙台秋保 くまっこ農園

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